目指すは小説家Vtuberなのか【2021年の生存戦略】

エッセイ
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目指すは小説家Vtuberなのか【2021年の生存戦略】

作家の場合、はたしてどういう結果を出したとき、才能があったと認めていいのだろう──というのを最近よく考えるわけでして。

小説家の才能の定義あやふや説

たとえばあなたが何かしらの賞──大賞に輝いたとして、あなたの作品が刊行される運びと相成りましたおめでとうございます! けど、思ってたほど売れませんでした。むしろ金賞・銀賞とった人の方が数字出してます! 

とかなったらもうわかんないじゃないですか(笑)

賞は取れなかったけど、自費出版で本出しました! SNSやYouTubeでメッチャ宣伝頑張りました! アマチュア時代に増やしたフォロワーの応援もあってバズりました! 本売れましたわ~! 

とかなったらはたして誰が一番作家として才能があったということになるんでしょうね(もちろんこのたとえはフェアじゃない。大賞をとった作家に全く宣伝のノウハウがないことを前提にしているわけだから。ただ、こういう状況がリアルに発生したとき、誰が一番才能があったかって断定するのは難しいでしょ? というお話。あくまで一冊目の売れ行きにフォーカスしているので、もしかしたら二冊目以降は違う結果が待っているかもしれない)。

やっぱり才能の有無を語る上で売り上げという成果を切り離すことはできないじゃない。

SNS以外で自作の宣伝に興味のある方はこちら

小説家たるもの自費出版<商業出版とは限らない

あと、自費出版ルートをやたら下に見る方たまにいますけど、会社の名前つけて刊行する以上は相応の手直しガッツリ要求されますし、山田悠介先生という初手文芸社の自費出版から成果を上げた前例もありますので。

山田悠介という自費出版の成功例

ちなみに先生のデビュー作『リアル鬼ごっこ』って一時期文章力云々うんぬんを理由に某掲示板とかで結構叩かれたのですが、今になって思えばこれも良い方向に転ぶきっかけだったよなーと思っていて。

そんな山田悠介先生の最新作『俺の残機を投下します』のテーマソングとして、私の最推しVシンガー・花譜さんの『畢生よ』が起用されています。全人類聴きましょう

商品にとって最も悪い状況って良い評判も悪い評判もないことですからね。

ない評判を頑張って覆すことはできない。

“悪評”を利用して成り上がった好例がこちら

面白い小説を書く以外に商品はあるか

さらに意地の悪いことを申し上げますと、「ただ面白い作品が書ける人」と「自作をSNSやYouTubeで宣伝できるノウハウがある人」だったら、より有能なのははっきり云って後者じゃないですか。

上手く宣伝できるということは、フォロワーやチャンネル登録者を伸ばす方法もある程度理解しているということだし、YouTubeやっている時点で配信方法も理解しているわけですから。

動画編集スキルあるのかもしれないし、依頼しているのだとしたらそういう人脈があるわけだし、もしかしたら編集なんて要らないレベルのトークスキルがあるのかもしれない。

結局、今のご時世は「あなたの商品は何ですか?」という質問に複数回答できる人間が強い。

だから、私もここ最近ブログ始めたり、プログラミング勉強したり、YouTubeや書籍で投資の勉強したり、セルフバックで軍資金稼いだりとか色々着手しておるわけでして──そんな世の中だからこそ、特に小説家にとっての「あの人才能あるよな」の定義って、もう大分あやふやになってしまったなぁと思うのですよ。

セルフバックに興味のある方はこちら

目指すは小説家Vtuberなのか

実際、商品と云えば私思い出すのはVtuberで、今やしぐれうい先生や伊東ライフ先生、クリムゾン先生など、多くの漫画家あるいはイラストレーターがクリエイター系Vtuberとして界隈で活躍されているわけじゃないですか。

云えば、ああいう方々こそが「あなたの商品は何ですか?」って質問に複数回答できる人たちですよね。

そういう点じゃあ所謂絵師の「あの人才能あるよな」の定義も、もう──何かあってないようなもんじゃないですか? 

絵だけで食っていけるいけないとかじゃあなくて、もう「ただただ絵が上手いだけの私」を発信する時代がそろそろ終わりを迎えつつある気がするなって。

だから、あなたが商業出版ルートか自費出版ルートか、どちらを選ぶにせよデビュー後の生存戦略──「面白い作品が書けます」という以外の商品を提供できるどうかってところに意識が向いていないと、いずれ詰むと思うのですよね。

まとめ:小説家の未来

すごい極端なたとえだけれど、あなたが大賞をとってやったぜーってなっているときに、金賞か銀賞とったヤツが実はメチャクチャイケボか萌え声でSNSやYouTube駆使してバリバリ宣伝しだした挙句上手いこと大手と絡み出したら多分あなたの作品何の対策も講じない限り、秒で消えますからね? なかったものとして扱われますからね? 

それが現実。

大手本屋の平棚に並ぶと云えば聞こえはいいが、すいませんそもそも現代人ってそんな本屋行きます? 

え、最近出たあの実用書の中身が気になる? YouTubeで要約動画アップされてるよ! 

あのラノベが面白いかどうか気になる? YouTubeでレビュー動画アップされてるよ! 

それが現実。

改めて未来に目を向けるって大事よねというお話でした。別にだから皆さんVtuber目指してどうぞ! という話ではありません。

「ラノベはどうあがいてもにじさんじに勝てないから」

そういえば、Vの者繋がりでなろう時代の友人(ラノベ作家志望)が「ラノベはどうあがいてもにじさんじに勝てないから」と云って筆を折ったことをたった今思い出しましたが、その話はまた後日──気が向いたら書きます。

にじさんじは多くの二次創作者を生み出し、発掘し、界隈に良い刺激を与えていった(そして今なお与え続けている)一方で、一部創作者の”何か”を確実にへし折ってはいったのですよね(念のため云っておくがこれはディスではなく、ただただ素直な胸の内である)。

このコンテンツ飽和時代、実はなろう系はライトノベルという形骸を守る最後の砦として設置されたのではないかとさえ考えているのですが、いかがか

ではまた~。

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管理人
kino tadashi

心理学と科学と妖怪学をこよなく愛する物書きの端くれ。
曲がりなりにもwebライティングで収入を得ているので、端くれの自称くらいは許されるだろうという認識でいる。
webライター、ブログ等で生計を立てるべく日々模索中。
WEBライター検定3級・校正技能検定初級取得済。
一応カクヨムgoodレビュワーらしい。

ムラサキゴテン

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