どうもこんにちは、キノタダシ(@GtH4uTlfJ5mFvlL)です。
仕事柄役立ちそうだったのでメモ。ちなみに管理人の本業は介護職です。
今回の参考文献はこちら。
板倉弘重氏著『血糖値がみるみる下がる方法を1冊にまとめてみた』です。
体を押す・揉む習慣で血糖値が下がる
「血糖値を下げるなら運動だ!」と事実としてわかってはいても、こと介護の世界では運動が好き・嫌い以前にそもそも利用者様の身体機能的に低負荷の運動すら難しいというケースがままあります。
過去に「血糖値の急上昇を抑えたいなら食事の30分前に500ml水を飲め!」という記事も書きましたが、すでに高齢者施設に入所されているような方が実践する内容としては、あまり現実的であるとは言えません。
すでに高齢者施設に入所されているような方でも手軽に実践できる血糖値を下げる習慣はないものか──と探したところ、体を押す・揉むという習慣が血流を改善して血糖値を安定させるとのこと。
体を動かしたくない、あるいは動かせないなら体を刺激する習慣を身につけようということです。
ツボ押し
血糖値を下げる習慣として、まず簡単なツボ押しをご紹介します。
ツボの刺激は血液循環の促進に直結しているため、ツボを定期的に刺激すれば血液中の糖のバランスをコントロールしやすくなります。
代表的なツボは以下の通り。
- 手の親指の付け根
- 足のかかと
- 耳たぶの上
これらのツボを自分が押して気持ちいいと感じる強さで刺激してみましょう。
特に耳たぶの上のツボはインスリンの分泌を促す効果が期待できるため、血糖値の安定に効果的であるとされています。
体を揉む
次におすすめしたいのが、体を揉むという習慣。
前提として、血糖値が高いと血流が悪くなります。血液がドロドロになるため、血液循環が滞ってしまうのです。そのため、血糖値が高い人は血流も改善する必要があります。
そして、この揉むという習慣が血流改善につながります。
たとえば、ふくらはぎはミルキングという乳しぼりのような筋肉の動きで末端の血液を心臓まで上げています。そのため、血流が滞るとその動きが悪くなり、むくんだりだるくなったりするのです。
この状態を改善するには、ふくらはぎを揉んで血流を促すのが効果的です。片足ずつ足首から膝に向かって骨に沿ってもみ上げる。これを3往復ずつ行えば、静脈がリフレッシュします。
ふくらはぎが終わったらこまかい血管が集中する手のひらや足の裏を揉んでいきます。手のひらや足の裏をほぐして活性化すれば、自律神経のバランスが整います。
このように押す・揉むという習慣を取り入れるだけでも血糖値が下がり、安定感が増します。
血糖値が高めでも運動はしたくない、あるいはできないという人は押す・揉む習慣を続けることで血糖値の上昇予防に努めてみてはいかがでしょう。
体を押す・揉む習慣があなたを科学的に幸せにする
また、余談ですが体を押す・揉む──つまるところマッサージはオキシトシンやドーパミンなど私たちに幸福感を与える物質を分泌してくれることもわかっています。
2012年にカリフォルニア大学で行われた研究では、たった15分のマッサージでオキシトシンレベルが上昇、2015年にはマッサージする人もオキシトシンレベルが増加することが明らかになっています。
マッサージを受ける側もする側も同様にオキシトシンが分泌されるということです。
手っ取り早く科学的に幸せになりたい!という人はマッサージを受けに行くのもアリかもしれません。
今回はそんな感じ。ではまた。