- タスクの優先順位の付け方に困っている
- 日々の生産性をアップしたい
どうもこんにちは、キノタダシ(@GtH4uTlfJ5mFvlL)です。
鈴木祐氏著『ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45』を読む限り、「難しいタスクを最優先するべし!」という考え方はもう古いんじゃないの? と思ったのでメモ。

『ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45』は、Audibleなら無料で聞くことができるキャンペーンの対象になっています。
まだの方はこの機会にチェックしてみてください
結論から云いますと、朝一は簡単なタスクからこなすと集中力が加速するそうで。
達成バイアスがタスクの優先順位づけに悪影響を与えている?

心理学の世界に「達成バイアス」という言葉があります。
長期的で重要なタスクを先延ばしにして、短期的で重要度の低いタスクに意識を集中してしまう傾向のことです。

いわゆるとりあえず部屋の掃除からはじめるか現象ですね
悲しいかな、私たちには忙しくなるほど大事な仕事から目を逸らしたくなるという心理システムが備わっています。
そのため、多くのビジネス書では、
朝一に難しいタスクを最優先するべし!
というアドバイスが主流でした。
ブライアン・トレーシー氏著『カエルを食べてしまえ!』なんかはその代表例と云えるでしょう。
朝一番に生きたカエル──すなわち最も重要な仕事に取り掛かりなさい、それをやり遂げるまで他の仕事に手を出してはいけませんという至極当然ではあるのだけれど、中々実行できないよね~みたいなことが書かれているので。
朝一に最も複雑な作業をクリアすれば、あとはリラックスして残りの作業に取りかかることができる──という理屈です。
簡単なタスクから優先した方が生産性はアップする!

しかし、ここ数年達成バイアスを適切に使うと集中力がアップする! という報告が増えてきたそうで。
ハーバード・ビジネス・スクールの研究を紹介しましょう。
研究チームは、さまざまな業種から500人のビジネスパーソンを集め、3つのグループに分けました。
- 朝に1日のタスクを全て書き出し、重要で複雑なタスクからこなしていく
- 朝に1日のタスクを全て書き出して、リストの順番通りにこなしていき、ひとつの作業を終える度にチェックをする
- 朝に1日のタスクを全て書き出し、簡単なタスクをリストの先頭にまとめて順番通りにこなしていく
その後、全ての参加者の仕事ぶりを記録したところ、タスクの達成量がもっとも多かったのは、3の簡単なタスクから順番通りにこなしたグループでした。
簡単なタスクからこなした参加者は、集中力がアップしたほか、仕事への満足度も改善したとのこと。
なぜ簡単なタスクを優先すると集中力が高まるのか?
簡単なタスクから取りかかることによって、集中力がアップした背景にはドーパミンが大きく関わっています。
タスクをクリアすることで、脳内にはドーパミンが放出されます。
ドーパミンの放出によって、注意力やモチベーションが高まり、作業を完了した直後からあなたの集中力は一気に加速する──とのこと。
そして、その勢いが次のタスクにも影響を与え、最終的な成果が上がりやすくなります。
まとめ:「朝一に難しいタスクを最優先するべし!」という働き方は古いらしい

今回の内容をまとめると以下の通りです。
- 生産性を上げたいなら、1日の最初にtodoリストを作成、簡単なタスクから順に並べて取りかかるのがベスト
かく云う私も、毎朝神椿スタジオ所属シンガーの歌聴きながら筋トレするという習慣だけはこなして仕事に取り掛かるようにしているので、図らずも実践していたのかな~などと思った次第。
感覚としてはわかっていたものの、個人的には最初にやったタスクの成果が次のタスクの成果にも影響を与えると知れたのが最大の収穫でした。
あと、習慣つながりで思い出しましたが、最近取り入れて「結構いいな」と思っているルーティンがこちら。
イスさえあれば5秒でできるクイック体軸調整法です。
背骨や骨盤の歪みでお悩みの方はお試しあれ😌
今回はそんな感じ。ではまた~。