モチベーションを自在にコントロール、継続のコツは「ギャップ」にあり

エッセイ
この記事はこんな方におすすめ
  • やる気がいつも長続きしない
  • やる気を出すためのやる気がほしい
  • 今からでもやる気を出してモチベーションを高く保ち人生を変えたい

どうもこんにちは、キノタダシ(@GtH4uTlfJ5mFvlL)です。

科学的には「やる気があるから動ける」のではなく、「動くとやる気が出てくる」が正しい。

だから、「やる気が出ない」と感じてもまずは手をつけてみよう! みたいなモチベーションの上げ方を誰しも一度は聞いた憶えがあるはず。

とはいえ、この方法でやる気を出そうとすると、必ずと云っていいほどブチ当たる壁があります。

それが、そもそも最初から動けたら苦労しない問題

目標を達成する上で「まず動け!」は科学的に正しいアドバイスではあるけれど、云うて最初のステップを踏み出す意志力求められる時点で現実的じゃなくね? と云いたいわけです。

そこで今回は、脳が勝手にやる気を出してくれるギャップモチベーションについて解説。

参考文献は、星 渉著『神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り』です。

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やる気の出し方には3種類ある

本書では、

  • ハイモチベーション
  • アクティブモチベーション
  • ギャップモチベーション

という3種類のやる気の出し方が解説されています。

ハイモチベーションは長続きしない

ハイモチベーションとは、一口に云えば気合いで出すやる気です。

よし、気合いだ!!

と無理矢理上げたモチベーションなので、その分ガクッと下がりやすい、長くは続かないというデメリットがあります。

アクティブモチベーションはそもそも最初から動けたら苦労しない

アクティブモチベーションとは、冒頭で触れた動くと出てくるやる気です。

事実、行動によって脳の側坐核が刺激され、やる気ホルモンであるドーパミンが放出されます。

つまり、科学的には正しいやる気の出し方なのです。

しかしながら、着火剤の役割を果たす第1歩が中々踏み出せない、結局それ相応の意志力を要するというデメリットがあります。

そこで今回取り上げるのが、3つあるやる気の中で最も強力とされるギャップモチベーションです。

ギャップモチベーションは、これまで紹介したハイモチベーションとアクティブモチベーションのいいとこどりをした、まさに最強のやる気です。

【やる気アップの新常識】ギャップモチベーションとは

ギャップモチベーションとは、一言で云えば理想と現実のギャップを埋めたい気持ちです。

現実と理想の間にギャップがあれば、私たちの意志力とは関係なく脳が勝手にやる気を出してくれる──とのこと。

ギャップがあれば脳は自動的にやる気を出す

たとえば、あなたが10時に取引先と打ち合わせの約束があったとします。

自分の会社から取引先までは歩いて15分。

そして、今の時刻は9時50分です。

加えて、取引先の部長は時間に厳しいことで有名なので、このままでは信頼度がガタ落ちになります。

さあ、あなたならどうしますか?

恐らくほとんどの人は慌ててタクシーを捕まえるとかそういう選択肢をとるでしょう。

そこに、やる気のあるなしは関係ありません。

間に合わないかもという「現実」と時間通りに間に合うという「理想」のギャップを埋めるために、急いでタクシーをつかまえるという行動を「自動的に」とるはずです。

このやる気の有無とは関係なく、脳がギャップを埋めようと勝手に動いてしまうことをギャップモチベーションと云います

つまり、やる気を出すのはあなたではなくあなたの脳というわけです。

一度動き出してしまえば、アクティブモチベーションが味方になり、結果として目標達成に必要なアクションに励めるようになります。

ギャップモチベーションを操る鍵は「記憶」にあり

ギャップモチベーションを使いこなせば、自然とやる気が湧いて望む成果が手に入る──。

では、このギャップモチベーションを自由自在に操るにはどうしたらよいのでしょうか?

ここで重要になってくるのが記憶です。

ここで云う記憶には、「未来記憶」と「過去記憶」の2種類があります。

未来記憶とは

未来記憶とは、強い感情と一緒にイメージした未来の出来事を指します。

私たちの脳は明確な感情を持って、「こうなりたい!」「これを実現したい!」というイメージをすると、それを未来の記憶として保存してくれます

ちなみに著者は小学3年生のときマラソン大会で1位になるという目標があり、自分が1位になって表彰され、周りから賞賛される場面を強くイメージしていました。

しかし、本番では1位ではなく7位──。

つまり、未来記憶では1位だったのに現実では7位で、ここにギャップが生じます

そして翌年小学4年生のときにはそのギャップを埋めるため、マラソン大会の1か月前から練習に励み、本番では見事1位でゴールすることができたそうです。

過去記憶とは

過去記憶とは、文字通り過去の記憶のことです。

過去の記憶と現実のギャップもギャップモチベーションが生まれるきっかけになります。

たとえば、さっきのマラソン大会の例で云うと小学4年生のときに

「本番の1か月前から練習したから1位をとることができた」

という過去記憶ができあがりました。

そして小学5年生のときには、そのことを思い出して

去年は1か月前から練習してたからそろそろ始めないとヤバい!

と思うようになり、その年も1か月間マラソン大会に向けて練習するという行動をすんなり起こせたそうです。

これが、過去の記憶と現状とのギャップで行動を起こすわかりやすい例です。

体験が増えるとやる気も増える

つまり、さまざまな経験をしている人ほど

あのときはこうしていたのに、今回はまだこれをやっていないな

ということに気づく、すなわちギャップを感じる機会が増えるということです。

ギャップを感じる機会が増えるということはギャップモチベーション、「やる気」の生まれる機会が増えるとも云えます。

そう考えると、元より体験の少ない人はやる気のモトに乏しい状態です。

だからこそ、常日頃から体験の数を増やそうと意識することが大切です。

とりあえずやってみるの精神がその先のやる気につながるというわけですね

新井直之氏著『超一流、二流、三流の休み方―――休みを見直せば、人生が変わる!』によれば、休憩して一息つきたいとき、三流は自販機の缶コーヒーを飲み、一流は5000円のコーヒーを飲むとのこと。

これは何も特別コーヒーにこだわりを持てということではなく、偶にはレアな体験をして自分に活力を与えましょうという意味です。

毎日は無理でもちょっとしたユニークな体験がのちのやる気に活きると思えば、希少な経験への投資は決して悪い選択ではないでしょう。

もしかしたら5000円のコーヒーが、あなたの人生をガラリと変えるきっかけになるかもしれません。

失敗の数が増えるほど成功する確率は高まる

ここで重要なのは、過去記憶というのは何も「成功した輝かしい記憶」でなくとも構わないということです。

むしろ失敗した経験の活かし方が重要です

先に述べた著者のマラソン大会の話には続きがあります。

1位に輝いた小学4年生に小学5年生でも1ヶ月前から練習に励んでいたという話をしましたが、その年は1位になれなかったそうです。

実は今まで1位だった生徒が著者が1か月前から練習していたことを聞きつけて、

自分も1か月前から練習に打ち込んで、1位の座を奪い返す!!

と猛練習していたとのこと。

その後、1位の生徒が自分と同じように努力していたことを知った著者は、

「結果を出すのに努力をするのは当たり前、しかも他人より努力をしなければ結果は出せない」

と小学生ながらに痛感。

それが、その後の人生に大きな影響を与える過去記憶になったというわけです。

この過去記憶があったおかげで著者は大人になってからも

  • 本当に人より努力しているか?
  • 人より努力しないと負けるぞ

という意識が働き、起業家としても作家としても結果を残すことができたと語っています。

このように、失敗の数が増えるほど成功する確率は高まります

失敗したときは、

すばらしい過去記憶ができた! これで未来の成功が増えるぞ!

くらいに捉えておくと良いでしょう。

未来記憶でやる気がいつでも手に入る

「未来記憶」については、次の3ステップで作ることができます。

「未来記憶」の作り方
  • STEP1
    未来記憶は、イメージ+音声+感情+動作のセットで作る

    ここでは、自分が実現したいことを実現した場面をイメージすることが重要になります。

    どこにいて、誰とどんな話をしていて、自分がどんな気持ちでどんな動きをしているのかというような場面を何回もイメージします。

    ポイントは「感情を込めて」イメージすることです

  • STEP2
    STEP1を最低5回以上思いだして体験する

    STEP1でできたイメージを何でも頭の中で繰り返し、目標を達成できた瞬間を体験します。

    このとき自分が未来記憶の中で発言していることを実際に声に出してみると、未来記憶はさらに強力なものになります

  • STEP3
    STEP2を毎日繰り返す

この3ステップで未来記憶が定着し、神モチベーション=やる気がいつでも手に入るというわけです。

コレ、ポジティブな自己暗示むしろ逆効果なことが判明とバチバチに相反する内容なんだけど、そこらへんどうなんだろうね

その点に関してはとりあえず実践してみて、やる気や成果的にコレジャナイ感がしたら他の方法を探しましょうとしか云いようがなく

まとめ

今回の内容をまとめると以下の通りです。

まとめ
  • ギャップがあれば脳は自動的にやる気を出す
  • 体験が増えるとやる気も増える
  • 失敗の数が増えるほど成功する確率は高まる
  • 未来記憶でやる気がいつでも手に入る

無理矢理出したやる気は長続きしません。

理想は記憶からギャップを作り、脳が自動的にやる気を出すようにすることです。

行動にさえ移せれば、あとはアクティブモチベーションでさらにやる気が湧いてきます。

やる気を出すのはあなたではなくあなたの脳とわかっているだけで、ちょっと気持ちが楽になるよね

まずは未来記憶を作る3ステップからお試しあれ。

この他にも本書には多数のモチベーション管理メソッドが掲載されています。

「さらにやる気を高めたいんだ!」という方はぜひ本書をお手に取って読んでみてくださいませ。

今回はそんな感じ。ではまた~。

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kino tadashi

心理学と科学と妖怪学をこよなく愛する物書きの端くれ。
曲がりなりにもwebライティングで収入を得ているので、端くれの自称くらいは許されるだろうという認識でいる。
webライター、ブログ等で生計を立てるべく日々模索中。
WEBライター検定3級・校正技能検定初級取得済。
一応カクヨムgoodレビュワーらしい。
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ムラサキゴテン
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