- 小説を書くだなんて時間の無駄では?
- 小説を書くことに科学的に正しいメリットなんてあるの?
どうもこんにちは、キノタダシ(@GtH4uTlfJ5mFvlL)です。

小説なんて読んでても時間のムダ!
現実を見ろ!
というご意見はそれなりに目にする一方、意外と見落とされがちなのが、小説を読むなんて時間の無駄とか云うけどぶっちゃけ書く方が無駄じゃね?問題。
物書きなら誰しも脳裏に一度は過ぎった瞬間があるはず──。
かく云う私も学生時代、試験勉強目的で向かったはずの図書館で気づけば小説のネタ集めに奔走していたときは、

この趣味って実のところ害悪極まりないのでは??
と痛感したものです。
実益に結びつかない限り、ひたすらに時間ばかりを奪ってゆく、この執筆という徒労。
小説ばかり書いていて自分は本当に大丈夫なのか⁈という物書き諸氏の苦悩をわずかでも和らげたい──というやや胡散臭い一心で、今回は小説を書くメリットについて解説したいと思います。
メリット:小説を書くと立ち直りが早い性格になる

結論から述べますと、私たちは日々小説を書くことで自然と立ち直りが早い性格になります。
以下、オタゴ大学の研究。
658人の学生全員に日記を配り、13日間毎日の出来事とそれに対する感想を記録してもらいました。
参加者全員の記録を分析した結果、絵を描く・ブログ記事を書く・動画配信をするなど、クリエイティブなことを行った人は、翌日のフラリッシュ感覚がアップしていたとのこと。
フラリッシュ感覚とは?
フラリッシュ感覚とは、自身の成長を実感する感情です。

今日も一歩前進したなぁ
という実感をフラリッシュと呼びます。
フラリッシュは、人生に対する満足度や幸福度、仕事へのモチベーションなどに影響する重要な感情のひとつです。
このフラリッシュを日々積み重ねていけば、心折れても比較的すんなり立ち直ることができますし、自己成長につながる歩みを継続することができます。
- 新しいことに挑戦したい!
- 今の自分を変えたい!
と思っている人には、殊更重要な感覚と云えます。
すなわち、全人類日々小説を書く(=アウトプットする)ことで今より立ち直りの早い自分になれることが証明されたわけです(若干ポジショントークっぽいですが)。
小説を書く以外でメリットを生むアウトプット一覧

前述した小説執筆のゴリ押しはまあジョークとして。
以下が、小説を書く以外でフラリッシュを覚えるクリエイティブな活動一覧です。
- ブログを書く
- 詩を書く
- 新しい料理にチャレンジする
- 手芸
- 絵やマンガを描く
- 楽器を演奏する
- 作詞作曲
自分の考えた内容をアウトプットする活動であれば幸福度アップには繋がるということですね。
自分なりの名言を考えてTwitterに毎日投稿してみるのも良いかもしれません。
ブログのようにサーバーやドメインを準備する手間も要りませんし、考えをまとめる良い練習になります。
タイミングと運がかみあえばワンチャンバズります。
一見中々にイタい奴ですが、SNSが当たり前に普及したこの令和、軒並みスルースキルは鍛えられているため、心配するだけ無駄かと(事実、創作アカウント・ブログアカウント界隈ともに腐るほどいます)。
中には、

毎日アウトプット頑張ってるわりには前向きになれないんですが──
という方もいらっしゃるでしょうが、個人的には「書かなければならない」「書くべき」という自身を突き動かす何かしらを抱えている時点で、少なくとも後ろ向きではないんじゃないかなぁと思います。
毎日アウトプットのモチベーション上がらない問題
小説執筆をはじめ、毎日アウトプットのメリットは解説した通り。
とはいえ、

云うて、モチベーションが湧かんのよ!
という人だって当然中にはいらっしゃるはず。
そんな人におすすめしたい記事がこちら。
モチベーションが中々湧かなくて困っている人向けの記事です。
「小説執筆」と題してはいますが、基本モチベーションを要するアクション全般に応用できる方法について解説しているので、興味のある方はぜひ。
また、アウトプットが日々の習慣として定着すると、

自分のアウトプットはこれでいいんだろうか?
アウトプット力をアップするトレーニング方法とかあるのかな?
と気になり始める人だっているでしょう。
そんな人には、樺澤紫苑氏著『学びを結果に変えるアウトプット大全』がおすすめです。
スポーツ選手でも間違ったフォームでずっと練習していては成果が出ませんよね?
「こういうふうにアウトプットすればもっと効率的だよ!」という正しいフィードバックを得て、自己成長につなげましょう。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』については、以前こちらの記事でも紹介させていただきました。
小説書くの無駄じゃね?問題に終止符を打つ【アウトプットのメリット】

私の場合、日々のエッセイやブログの更新は教えるつもり勉強法を兼ねています。
文字通り他人に教えるつもりで勉強する方法。
おすすめは10歳の子どもに解説するつもりで考えること。
自分なりに考えたわかりやすい表現に置き換えると、記憶への定着力がアップします。
実際に10歳の子どもに伝える必要はなく、そのように心掛けるだけでも効果的です。
もちろん簡単に覚えられるような内容にこれを実践する必要はありませんが、難しい物事を覚えたい場合にはおすすめです。
記憶に新しいところでは、メンタリストDaiGo氏×青汁王子こと三崎優太氏の対談動画でちらと触れられておりました(クリックすると該当箇所から再生がスタートします)。
そこに笑いの要素が混じっていたりするとより記憶に定着しやすいので、私の文章が随時風変わりなのもまあそういう狙いがあったりします(功を奏しているかはさておき)。
無駄だと思っているアウトプット活動は長続きしない
やはり自分の中で「これは行う価値がある!」と確信できる活動じゃないと長続きしないじゃないですか。
私とてこのメリットを”理解”してなお、

コレ書いてて何になるんだろう
と思う瞬間は多々あるわけで。
そんなとき、今回紹介したメリットを再認識するようにしています。
似たような経験で”迷子”になった覚えがある方は、よければ参考にしてくださると幸いです。
とはいえ──頑張ってアウトプットしてるけど、なんか他の人と比べると成果もプロセスもクオリティ低くてつらみみたいな劣等感から創作活動がツラければ、そのときは一旦筆を置いてゆっくり休んでみるのも一興だと思います。
一回休むことで見えてくる景色もあり得ると思うので。
今回はそんな感じ。ではまた~。
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