「お返しに読まなきゃ」のワナ【新人web小説家あるある】

エッセイ
この記事はこんな方におすすめ
  • 感想の返信につい「〇〇さんの作品も読ませていただきますね」と書いてしまう。
  • 小説投稿サイトってそういう場所じゃないの?
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「お返しに読まなきゃ」のワナ【新人web小説家あるある】

結論から云うと、お返しグセは小説投稿サイトに限らずリアルに波及してくるので、早めに自覚しておいた方がいいですよ──というお話です。

主に新人のweb作家さんが、「お返しに読まなきゃ」という思考に囚われてしまう理由は2つあると私は思っていて。

  1. 「みんなお返しに読んでいるのではないか」という思い込み
  2. 返報性の原理

「みんなお返しに読んでいるのではないか」という思い込み

これはもう読んで字の如くです。

誰もがお返しを求めて、あなたの作品にすり寄っているわけではありません。

特に誠実性の高いコツコツ積み重ねができるタイプの人や、協調性が高く皆と足並み揃えるのが上手なタイプの人ほど、これといって根拠のない「何かみんなやってそう」という感覚を鵜呑みにしやすい。

これは完全に私の偏見なのだけれど、小説投稿サイトってそういうタイプの人が多いじゃないですか(笑) 

だから、自分は真面目だよなーって自覚のある人ほど、これからの人生「みんなやってますよ?」みたいな誘い文句には重々警戒した方がいいのです。

社交家タイプほどコミットメントを使った説得に弱いのです。

「みんなやってますよ?」と云われると、社交的なのでついついそれに合わせようとしてしまいます。

詳しくは下記動画をどうぞ

もちろんもらった感想の内容等から、あなたが純粋にその人に興味をもって接する分には良いと思います。

あるいは──いやらしい話、自作を読んでくれたその人があなたから見て「ほう、コイツは仲良くなっておけば後々メリットがありそうだ(顎を撫でつけながら暗黒微笑)」と思えるなら近付いたら良いと思いますし(笑)

「〇〇さんの作品も読ませていただきますね」はNG!

兎角感想・評価をくれた相手のことをよく知りもしないうちから「○○さんの作品も読ませていただきますね^^」って脊髄反射的に返信するのはマジで止めた方がいいです。

十中八九できない約束で終わりますし、相手がそれを社交辞令ではなく真に受けていた場合、面倒ごとの火種になりかねません。

せめて相手の作風とか人となりとか、そういうのにちらっと探りを入れて「まあ、読めそうかな?」「人として対話できそうかな?」って判断できたら、そこではじめて返信しましょう。もしくは「ありがとうございます! これからも頑張ります! テイ!」とか無難of無難なストレートを投げておきましょう。

新人web小説家はマイルールを決めよう

話、戻させてもろて──「返報性の原理」はご存じの方も多いとは思うのですが、「もらったらお返ししなきゃ」という感覚のことです。

結局、こなれてきた一部カクヨムユーザが「応援通知オフにしました」「コメント類以外の通知全部オフにしてます」みたいなスタンスに辿り着きがちなのって、そういうことなんじゃないかなぁ──と私は思うんですよね。

この”感覚”に晒され続けること自体がしんどい。

日々の通知に疲れていませんか?

だから、この感覚にどうしても逆らい難いです、あっちにお返しをしたらこっちにもしなくちゃ! と焦っちゃってもう動悸が治まりませーん!!  白目ひん剥いて寝る!! 

という人は、まあ、そのまま白目ひん剥いて寝てもらっても構わないのだけれど、自分なりのルールを決めたらいいのではないかなぁ──と思います。

「〇〇さんの作品も読ませていただきますね」と返信しないために

私、感想とか評価(星の通知自体はオフにしていますが、好きなタイミングでチェックするようにはしています)がやって来たら、その人の作風とか人となりを探る前にすることがあって。

乱数発生ツールってあるじゃないですか? アレのサイコロで特定の目が出たら探りを入れるファーストステップを踏むようにしてます。

いや、コレ私みたく返報性の感覚の前にくみしやすい類の人間にとっては結構便利でして。

ぶっちゃけ「あっ、知らん方から感想きてるわ。えー、どうしよ。ありがたいっちゃありがたいけどなー、読みいくー?」って悩む時間もったいないじゃないですか。

これなら「あっ、知らん方から感想きてるわはい乱数発生」で済みますから。判断疲れを起こす余地がありませんから。

もちろんみんながみんなこうした方がイイよなどとは、露ほども思っておらず。

ただ、冒頭で述べました通り、お返しグセってリアルに波及するので。

小説投稿サイトという限られたエリアで済むならまだしも、リアルだと結構な痛手をこうむるケースもあります

まとめ:気楽なweb小説家ライフを送るために

そもそも私が心理学を勉強している理由のひとつって、自分の身を守るためなんですよ。

人は普段からこういうバイアスにかかりやすい、こういう状況下に立たされるとこういう思考に陥りやすいというのが多少なりともわかっていたら、ある程度は対応できるじゃないですか?

現状維持バイアスがもたらす経済的な罠とは

偶にコミュニケーションに関するテクニックなんかを人として温もりがないとか、純度が低い(おまえは範馬勇次郎か)みたいな謎観点からディスってくる人いますけど、自分の大切な人を自分の不用意な発言で傷付けるリスクを減らすことの何がいけないの? という話じゃないですか。

どう考えても、メリットしか見当たらなくないです? 

兎角──新人web作家をはじめ、もらったらお返ししなきゃマインドに日々さいなまれている人たちは、一度マイルールをつくってはいかがでしょう? というお話でした。

web小説家が小説投稿サイトを離れる理由

正直web作家が小説投稿サイトを離れる理由って、読者がいないからとか、仲の良いユーザがいないからとか、リアルが忙しくなってきたからとか、そもそもそのサイトがもうプラットフォーム的に虫の息とか、まあ色々あるとは思うのだけれど。

少なからず、今回取り上げた”疲れ”みたいなものもあるとは思うので。

自分があって苦しいなと思うものは周りの目なんぞ気にせず減らしていったらいいのです。

もちろん「それでも、私は全てのコネクションを大事にしたいんだ!」とかたくなに信じるのであれば、止めとけとは云いません。

ただ、それを自身の教義とするのであれば「何の目的で自分は全てのコネクションを大事にしようと思っているのだろう?」ということは一旦立ち止まって自問した方がイイと思います。

これを読んでいるあなたが少しでも気楽なweb作家ライフを送れるよう夢見ております

ではまた。

返信より感想の書き方でお悩みの方はこちら

デジタルデバイスに時間を奪われている、通知疲れを起こしている方向け。デジタルミニマリズムをテーマとした書籍にしては、かなりハードな内容です。

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管理人
kino tadashi

心理学と科学と妖怪学をこよなく愛する物書きの端くれ。
曲がりなりにもwebライティングで収入を得ているので、端くれの自称くらいは許されるだろうという認識でいる。
webライター、ブログ等で生計を立てるべく日々模索中。
WEBライター検定3級・校正技能検定初級取得済。
一応カクヨムgoodレビュワーらしい。

ムラサキゴテン

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