灰を揺らして 『マルホランド・ドライブ』

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【作品情報】

『マルホランド・ドライブ』 作者 片栗粉

【紹介文】

何が現実なのか。

何が虚構なのか。

私は今どこにいるのか。

私の頭はどうかしている。

本体は上記リンク先の「作品」であり、当ブログはあくまでオマケです。

作品を読んでちょっとでも「面白い」と思ったら、ブックマーク・ポイント評価をよろしくお願いします。

それが、書き手の明日の糧につながるかもしれません。

【作品の感想】

生憎と生まれてこの方非喫煙者なもので、吸いたくて吸いたくて堪らなくなるという衝動さえようわからんのですが。ふとした拍子、煙草というものにやたら惹かれる瞬間がありまして。それは吸っている佇まいがニヒルだよねとかそういうことではなく、くゆる紫煙の先が何やら未知なる扉へと通じていそうだよね──とか、そんなおぼろな拠りどころにござい。

話は打って変わって、街を歩いていると転移ポータルめいた物体に遭遇することってありません(「ねーよ」と即答してしまった方はもっと外を出歩くか、想像力養ってどうぞ)? 

ここではないどこかへ繋がっていると云いましょうか、何やらそれ自体が「ここで落ち合おう」とあの日異邦人と交わした約束の”標”みたく映ってしまうもの。

それは、たとえばドア部分が塗り込められ、庇だけが生き残った洋菓子店の外壁であったり、割れた点検窓からゴミをぎゅうぎゅうに詰め込まれた、今なお稼働中の配電函であったり、昭和からタイムスリップしたようなタバコの自販機であったり──。

そういえば、J. ミッチェルとR. リカード著『怪奇現象博物館―フェノメナ』にこんな記述がございまして。

「あまたの湖に潜むこれらの恐ろしい獣は、天地の実相を見抜いた魔術者が棲まわせたものだ。その職務は、英知の門を警護することである」と。

とどのつまり、ネス湖のネッシーをはじめとする海獣の類は、異世界に続く門を警護するためそこに配属されたのだというお話なのですが。

だとすると、タバコ屋のおばちゃんは扉の警護人で、コンドルのタトゥーはクラブの入場受付時にされる、ブラックライトを当てないと見えないタイプのスタンプだったりするのでしょうか。入場はともかく、退場は想定していなさそうですが。

私も、マルホランド・ハイウェイを爆走してやりたい。もちろんガードレールにブチ当たってクラッシュするまでがワンセットであると承知の上で。

もともとは『蠱猫 人工憑霊蠱猫』の主要参考文献に載っていたことをきっかけに購入した本。「フォーティアン」という響きにワクワクが止まらない方向け。

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管理人
kino tadashi

心理学と科学と妖怪学をこよなく愛する物書きの端くれ。
曲がりなりにもwebライティングで収入を得ているので、端くれの自称くらいは許されるだろうという認識でいる。
webライター、ブログ等で生計を立てるべく日々模索中。
WEBライター検定3級・校正技能検定初級取得済。
一応カクヨムgoodレビュワーらしい。

ムラサキゴテン

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